厳選特集

夏を彩る光の稲穂「秋田竿燈まつり」


竿燈の風景

竿燈の風景
竿燈の風景 竿燈の風景
竿燈の風景
竿燈の風景 竿燈の風景

竿燈まつり(夜本番)…8月3日~6日 19:00~20:50
場所:竿燈大通り

18:15 交通規制
18:50   竿燈入場
19:15 竿燈演技開始
20:35   ふれあい竿燈
20:50   竿燈退場
21:30   交通規制解除


竿燈妙技大会(昼竿燈)
8月4日~6日
場所:「エリアなかいち」にぎわい広場

≪8月4日・8月5日≫
9:00~15:40
≪8月6日≫
9:20〜15:00

※上記スケジュールは目安です

・秋田市竿燈まつり実行委員会
https://www.kantou.gr.jp/

・竿燈観覧席予約センター
TEL018-866-9977

 

提灯を揺らめかせ、稲穂に見立てた竿燈を操りながら力と技を競う竿燈まつり。国重要無形民俗文化財に指定され、東北三大まつりのひとつにも数えられている夏の風物詩です。

竿燈まつりの由来は諸説ありますが、夏の睡魔やけがれ、悪疫などを払う「ねぶり流し」「眠り流し」と呼ばれる七夕行事を起源とする説が有力です。厄よけやみそぎをして五穀豊穣を祈る行事として、約270年もの間、庶民のあいだに受け継がれてきました。

真夏のまつりは数多くありますが、竿燈まつりは何よりも職人芸で観衆を熱狂させるのが特徴です。夜竿燈では、灯りをともした280本もの竿燈が大通りに勢ぞろい。「ドッコイショー、ドッコイショー」の掛け声が響くなか、差し手たちは大きな竿燈を手のひら、額、肩、腰へと自在に操ります。そんな職人芸は、子どもの頃から鍛えてきたバランス感覚や日々の訓練の賜物。これを昼竿燈(竿燈妙技会)で競い合い、技を高め合い、次の世代へと受け継いでいくのです。また、夜竿燈を終えた後は、各町内で「もどり竿燈」を見ることができます。名残惜しいお囃子の音色とまつりの余韻とともに、真夏の夜はふけていきます。

技術を競う竿燈妙技大会

昼竿燈

差し手たちの技術を競う竿燈妙技大会は、「エリアなかいち」のにぎわい広場を会場にして開催されます。
竿燈は大きさで分けて4種類あり、大きなほうから大若、中若、小若、幼若があります。大若は長さ12m、重さ50kg、竿に46個の提灯が吊るされます。これを力4分、技6分といわれる絶妙なバランスで、手のひら、額、肩、腰などに移しかえて技を競います。大若の団体戦、個人戦のほか、囃子方の演奏もまた見どころのひとつ。太鼓と笛の竿燈囃子の競演もお見逃しなく。

竿燈まつりをもっと楽しむ

竿燈の風景 竿燈の風景
竿燈

 

【竿燈屋台村】
秋田のおいしいものを屋台で味わおう。

市役所会場(竿燈まつり主会場西側)
≪8月2日(前夜祭)≫
15:00~21:30
≪8月3日~6日≫
15:00~21:30

中央会場(竿燈まつり主会場東側※旧産業会館跡地)
≪8月3日~6日≫
15:00~21:30

【ご当地グルメフェスティバル】
イーホテル秋田アネックス向かい
≪8月3日~6日≫
15:00~21:30

※内容・時間は、変更となる場合があります。


竿燈を知る、見る、触れる

ねぶり流し館 外観 ねぶり流し館 内観
竿燈体験

竿燈まつりをいつでも体験できるのが、秋田市民俗芸能伝承館(通称:ねぶり流し館)です。ここでは竿燈まつりや土崎港まつり(土崎神明社曳山行事)、三吉梵天祭など秋田市内に伝わる伝統行事や、秋田万歳をはじめとした民俗芸能の歴史を知ることができます。
なかでも見事なのが竿燈です。大きな竿燈を実際に間近で見られるほか、日によって秋田市竿燈会のメンバーによる実演が繰り広げられます。そのほか各町内の竿燈に吊り下げる提灯がずらりと並んでいて、描かれている町紋を見ることができます。これには帆船や馬、豊作への願いなど、暮らしに関わる絵柄が用いられており、竿燈と暮らしとの結びつきが感じられるでしょう。