「かわばた」という地名は川のほとりという意味で「川端」と書くのが普通である。これを「川反」と書くのは大変に珍しい。藩制時代には「川端」と書いていたようで、当時の住人はほとんど武士であった。しかし街つくりが進むにつれて、「川端」は町人の街となり武士は川の東側に移り住んだ。このため川の西岸沿いにある「川端」は武士から見て川の反対側に位置するようになった。こんなことから「川反」の字が当てられるようになったとか。町人の町・川反が生まれ変わる転機となったのは明治十九年の大火(俵屋火事)。この火事で焼失した芸者屋、料理店が川反四丁目に次々と移転を始めたのだ。これが歓楽街・川反の始まりである。
- 名前:
- 川反
- アクセス:
- 秋田駅から徒歩約15分
- URL:
- http://kawabatatomachi.com/