厳選特集

福をよぶ!!天然“北限の秋田ふぐ”


北限の秋田ふぐ


透き通るようなふぐ刺し

プリップリに身が詰まった
秋田ふぐ

 「河豚(ふぐ)」といえば、山口県下関市や九州地方で水揚げされるイメージが強いが、秋田沖は北限の産地として、隠れた人気を誇る。
 秋田ふぐは、北緯40度の日本海の冷たい水に揉まれて育つため成長が遅く、その分身が引き締まって歯ざわりがよく、深い味わいがあると言われている。
 小魚や貝を食べて育つふぐは、秋の彼岸から春の彼岸までが旬であると一般に言われているが、秋田ふぐは、産卵期の5月のゴールデンウィークから6月にかけて水揚げのピークを迎え、全国で最も高い値段がついたこともあるほどの評判の味をもつ。なかでも、この時期に獲れるふぐの白子は絶品。また、10月から11月にも漁獲時期を迎え、トラフグに加えて、ショウサイフグ、ゴマフグ、マフグ、サバフグ、シマフグ、ヒガンフグなど揚がる種類も多く、合計で年間約100トンもの水揚げを誇る。

福をよぶ「土崎みなと ふくまつり」


巧みな技術が求められる
ふぐ刺し

食欲をそそるふく鍋セット

 秋田県秋田市の北部にある土崎地区では、ふぐがまちおこしに一役買っている。元々、名産であった秋田ふぐだが、秋田で獲れたふぐのほとんどが県外へ出荷されてしまうため、地元での知名度は高くなかった。
 そこで、同地区で「酒肴旬彩 白帆」を営む早川信吾さんが中心となり、地元飲食店の仲間とともに「秋田産のふぐをもっと地元の方に食べていただきたい」と始めたのが「土崎みなと ふくまつり」だ。
 土崎みなと ふくまつりは、11月下旬に約一週間ほど行われ、地元商店街が新鮮で獲れたてのふぐを、刺身、鍋、雑炊、唐揚げ、白子料理、ふぐ酒など、各店で工夫を凝らしたレシピを特価で提供している。この時期にしか食べることのできないふぐを味わうために、県外からも訪れるお客様も多い。
 「福(ふく)」を呼ぶ秋田市土崎地区のふぐの味を、ぜひこの機会にご堪能いただきたい!

[ふくまつりのお問い合わせ]
酒肴旬彩 白帆 018-847-0189